昔の自分と比べない

日々、歳をとります。
昔はできてたのに。
なぜ、いま、できないの?

この気持ちが強くなりすぎると
鬱になります。

今の自分はどうしたいの?
今の自分の体に合った生活は?

今の自分をきちんと見つめ
それに似合う生活を送ることが
「自分を大切にすること」だと
私は思っています。

 

昔はできてたのに…

 

昔のはできていたことができない。
どうにかして、早く元どおりに戻さなきゃ。

これは、病後の患者さんに多くみられる訴えです。

「なぜ、できなくなっちゃったのかしら」と
早く元どおりに戻すために
無理をして毎日5キロ歩くことを決めていたり
朝、起きたらだるいのに、頑張って家事をしなきゃいけない。

でも、できない。

落ち込む。
「何でできないの!ダメな私」

そうやって自分で自分をいじめるのです。

 

元おどりなんてありません

 

病気をしようが、しまいが
「元どおり」なんてものはないのです。

日々、私たちは歳をとっています。
昨日と今日が同じ自分だ、というのは
幻想です。

そこを見落としてしまうと
「昔できていたことができない」と
悲観に暮れてしまい
結局、今、やればできることすら
やらなくなってしまうのです。

折れてしまうのです。

 

若い人でも同じです。
特に、これまで大きな挫折がない人が
初めて、ちょっと何か上手くいかなかった時に

「ああ、私のような人が、なぜ上手くできないんだ!」

悲観に暮れてしまうのです。

いえいえ、これまでが順調すぎただけで
人は生きてれば、誰でも上手くいかないことなんて
いくらでもありますとも。

挫折してなかった時の「元どおりの自分」に戻りたいと願うことは
まるで意味がないことなのです。

元どおりなんてことは
この世にはありませんから。

 

自分を大切にするとは

 

病後の方にお話したことは、
いくつも病気をされて、それでも生きており
体は、一生懸命、頑張っているのです。

それなのに、
生きて、食べて、飲み込めて、味がわかることに
感謝をせずに
「できない!」ばっかりに注目し
「昔みたいにできない!」と鞭を打って
「もっと、もっと」早く元どおりに戻すために
やらねばならない、と自分をいじめ抜くことは
全くもってこれからもよくなって行くことから
むしろ、遠のいてしまっている、と。

今、できることがあるなら、それをやる。
昔の自分に戻ろう、とするのではなく
今ある、この体と心をどうしたら
上手く使い切って、自分が満足できる生活になるのか?

そこを、考えるのです。

今ある、この体と心に見合った生活をしてあげる
それこそが自分を大事にすること、であると
私は、その方に伝えました。

 

できないことを、認める

 

今、できなくなってしまったことを認めるのは
心が痛みますね。

でも、できることもあるのです。
「できないこと」を、「できなくなった、気持ちが沈む」と
何もしなくなるのではなく

「できること」を、「今、自分なりにやること」を
恥じないことです。

 

歳をとったり、様々な出来事が重なると、
以前のように順調にいかなくなることもあるのです。

けれども、昔と違う、昔みたいにできないから、といって
元どおりにしよう、とか
前と同じにできないなら、何もしない。

それは自分自身を全く粗末にしているな、と
私は思うのです。

今、生きてるのだから、
今、この体と心にふさわしい生活をさせてあげる、
そのために、考えて、ほどほどに生活する
笑顔がなくならないような日々にする

それが自分を大切にすることだ、と思います。

できないことから目を背けない。
できてた頃の自分ばかりに目を細めて、憧れない。

これこそが、今、地に足をつけて
また、歩き出すコツだ、と思います。



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