死ぬほど大変なら今、休む

今、死ぬほど大変なら、休むべき、サボるべき、
手を抜くべき。
乗り越えてから、仕切り直せばいいです。

今、死ぬほど大変なのに、さらに無理して
余計な役員だの、役割を引き受け
未来に備えるため貯金をしたり、
はたから見たときの見栄えをよくする意味合いはありません。

身も心もボロボロになるような
綱渡りの生活はしなくても良いです。

 

子供は育つ

 

私と同じく、
1人で3人の子供を育てている女性が
過換気と動悸で胸が苦しい、と来院しました。

フルタイムの仕事、帰ってごはんの支度、
常に綱渡りのような日々で
自分が時々、記憶が飛んでいることがある、とのこと。

それほどに、追い詰められた精神状態で
頑張っているのです。

 

少し前に、離婚調停を経て離婚を。
DVという文字も見かけました。

色々、あったのでしょう。
そこまで詳しく、掘り起こしはしませんでした。

彼女に話したことは
「子供は育つ」ということです。

今、小さな子供がいるうちは
仕事も含めて、最低限にすればいい、と
言いました。

 

まだ小さな子供がいるとき、
そして離婚して自分が大変なときに
さらに、学童だとかPTAだとか、子供会の役員をやったり
してませんか?と。

案の定、女性はやっていました。
気持ちはわかるのです。

「離婚しているから、
そういう役目はむしろ、引き受けないといけない」と
思い込んでしまうのです。

なんとなく、負い目がある、
やれます、と言わないといけない、という。

私も、それで、随分とこの2年は役員を
必死にやってきましたから、
気持ちはわかります。

けれども、めいいっぱいなときに
余計な、と言ったら悪いですが
無理に、仕事と家事と育児以外のことを
引き受けたら、ダメだ、と言うことです。

役員を引き受ければ、仕事以外に
夜に長い会議があったり、
休日の行事があったりして
さらに、「やるべきこと」は増えます。

子供は、遊びに行きたい、と言うでしょう。

 

お母さんは、めいいっぱいになります。
で、相談する人もいない。

そうなれば、誰だって、
過換気や、動悸がして胸が痛くもなるものです。

 

人生の局面ではあえて、仕事も休めばいい

 

人生の局面では、あえて
仕事を休み、局面に備える、と言うことは
すごく大事だ、と思います。

私は、かつて、
鬱に近い状態になり、ここには書けないようなことも
したことがあります。

その時は、自分で「まずいな」とわかっていたので
仕事を休んでいました。
半年、休みました。
引っ越しもしたので
貯金は全部、なくなりました。

でも、そのおかげで、私は
子供たちにおかしなことを言ったり、したりせずに、
自分も傷つけたりすることなく
どうにか、乗り切ることができました。

鬱のような不安定な状態で
責任が重い仕事をしていたら
ぶっ壊れていたでしょう。

今、いなかったかもしれません。
周りから見たら、そう言うことは
気がつかれないものです。

人は調子が悪いことはプライドが邪魔すると
素直に、相談もできないものです。

1人で抱え込むのです。

 

働き方を選ぶ勇気

 

「仕事しなかったら金がねーよ」となるのでしょうか。
本当に、生きるための最低限のお金も
ない、となるのでしょうか。

生きるために必要な最低限のお金を確保する。
将来の不安に備えるための仕事はしない。
自分の体調が悪すぎたら、支援を受けることも
厭わない。

自分の最低限の生活を2年でもしているうちに
子供も2年分、育ちます。

親のメンタルが安定した状態で育てたら
随分、たくましく、育ちます。

で、2年経ってから、自分の仕事を
改めて、様子を見ながらやっていく、
それがいい、と私は思っています。

自分の体と心が壊れかけたり
自分の記憶がないほどに疲れ果てたり、
それをどうにかしないと、まず、いけないと思います。

働くのをやめることは怖いです。
けれども、自分の体や心がコントロールできなくなったら
もっと恐ろしいと思いませんか?

私たちは、生きるために働いています。が、
命を削ってまで働くのは、違うと思います。

明らかに、壊れかけている人がたくさん、来ます。
私は、その度に、こう、言います。

「まずは、自分ですよ」と。

自分を大事にする、ということが何なのか?
ときにはプライドを捨てて、お金を支援してもらう。
ときには役員などサボって、その時間を寝てしまう。
ときには子供と一日中、部屋でうだうだする。
ときには料理なんてしないで、全て外食で済ませる。
ときにはバカみたいに、くだらないyoutubeなどみて
バカ笑いする。
ときには思いっきり、愚痴を、悪口を言いまくる。

そうやって、自分を大事にすること、から
遠のいてしまった人たち。

どうにか、自分の原点に、
中心にも、戻って欲しい、と常々、思います。

外来で、耐えかねて涙を流す人たち。
誰も、身近に、そういう涙を見せる人がいないのかもしれません。

せめて、1人でも、安心して
涙を見せられる人がいたのなら。
それだけでも、違うのかもしれません。

いずれにせよ、
今、死ぬほど大変なら、
休むべき、サボるべき、手を抜くべき。

乗り越えてから、仕切り直せばいいです。

今日、会った女性の後ろには同じような方が
大勢いらっしゃるように思えたので
記事にしました。

 

今、が大変なら将来になんて備える前に
今、楽になっていいのです。
今、楽にならないと、続きはありません。
子供は育ち、自分も楽になり、力が湧いて来ます。

まずは自分を大事に。
それは、わがままとは、全く異質であって
当然のこと、なのです。



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2 件のコメント

  • この記事を読んで、今の私の精神状態で子育てすることはよくないことだと思いました。むしろいつもだめだと思っているのに、毎日同じように子供に当たり、子供に暴言を吐き、時に手をあげてしまい、堂々めぐりの毎日です。幸い旦那が、いち早く私は自分の気持ちを表に出すのが苦手な人、と最近きづいてくれて、私よりも先にきづいてくれて、、それで少しだけ今、持ち直しています。パニック障害を産後発症してからすべてがくずれたと思っていたけれど、今思えばなるべくしてなったのだと思いました。内服で発作はおさまってきたものの、娘と二人だけでいるときの私はまさに虐待寸前のことをしてるかもしれません。死にたいと何度も思います。今楽をするにはどうすべきか、もう一度自分で、夫婦で、話し合ってみます。

    • 「今楽をするにはどうすべきか、もう一度自分で、夫婦で、話し合ってみます。」
      それが何よりだ、と思います。
      焦らずに、で良いのだと思います。

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